文京区でのコロナワクチン接種について、まず第1弾として発表された高齢者の接種の概要を、以前にブログでもご紹介しました。
今週行われた厚生委員会および総務区民委員会で、コロナワクチン接種についての進捗情報が提供されましたので、共有させていただきます。
現在の予定では、以下のスケジュールで東京都にワクチン(ファイザー社製)が届くことになっているそうです。
4月
1週目 4箱(975回分/箱×4箱=3,900回分=1,950人分)
2週目 20箱(975回分/箱×20箱=19,500回分=9,750人分)
3週目 20箱(975回分/箱×20箱=19,500回分=9,750人分)
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合計 44箱 42,900回分(21,450人分)
そして、4週目(4月26日の週)以降に、都内の区市町村に、老年人口の多い順に1箱単位で回ってくることになっているようですが、詳細なスケジュールはまだ示されていません。
1箱あたり975回分のワクチンが入っているそうですが、1人につき2回の接種となるので、接種可能人数に換算すると、その半分の数になります。
文京区民のうち65歳以上の方の人口は43,448人(R3年1月1日現在)なので、全員の方が接種するとして単純計算すると、89~90箱必要ということになります。
私としては
・対象者(65歳以上の方)の中で、さらに接種券送付の詳細な優先順位を定めていかなければならないのか
・1箱975回分のワクチンを、「487人が2回接種する分」としてでなく、「975人に1回目の接種を行う分」として使用していくほうが良いのか
など、疑問に思っている点があるのですが、まだ上記のスケジュール以降の予定が国から示されていないため、区独自にスケジュールを立てたり政策判断をしていくことが、今の時点では難しいとのことです。
新たな動きがありましたら、またこちらのブログでもお知らせするとともに、区民の皆さまにとってより良い方法でワクチン接種が行えるよう、区と協議してまいります。
上記のような流通状況のため、当初の予定では、
3月中旬~:対象者(65歳以上の方)への接種券の送付
4月以降:接種開始
とされていましたが、
接種のスケジュールが遅れることが見込まれます。
それに伴い、接種券を当初の予定通りに発送すると期間があいて紛失されてしまう方なども出る可能性があることを見込み、接種券の送付も4月以降に遅らせることとなりました。
ワクチンの流通状況等により、今後も変更となる可能性があります。
ワクチン接種の会場として現在調整できているのは区内8機関(9カ所)で、地域柄、本郷など区の東側に多くなっています。
現在、西側、小石川地区においても会場をさらに確保できるよう調整しています。
また、現在調整できているのは会場での集団接種のみです。
集団接種は短期間で多くの方の接種ができるなどのメリットがあり、区も、区民の皆さまにはできる限り集団接種にご協力いただきたいとのことですが、ご自宅で介護を受けられているような、移動が困難な方もいらっしゃることも承知しており、地域のかかりつけ医などでの個別接種についても、現在医師会と協議を進めているとのことです。
しかし、ワクチンの供給量がまだわからないことから、個別接種へ切り替えるタイミングをどうするかが課題のようです。
さらに私からは、ご自宅から出られない状況の方へ、訪問診療の形で在宅での接種を行えるよう要望していますが、まずはかかりつけ医などでの個別接種の体制を整えることに注力している状況です。
2月15日より、文京区に新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターが設置されました。
電話番号:03-6747-4593
受付時間:9:00~18:00
平日はもちろん、土日、祝日も受け付けています。
今後、接種券が発送され、予約受付が開始されたら、このコールセンターが予約業務を担います。
この他、予約サイトも開設される予定ですので、pcやスマホなどからも予約可能となります。
以上が今週の進捗状況です。
また新たな動きがありましたら、改めてご案内いたします。
ワクチン接種をはじめ、新型コロナウイルスに関する区の対応についてのご意見や、相談先のわからないお困りごとなどがございましたら、
宮野ゆみこ info@miyayumi.com
まで、お気軽にご連絡くださいませ。