文京区立小中学校では、生活保護を受けている世帯やひとり親世帯、3人以上子どもがいる世帯、特別支援級に通っている子どもや愛の手帳、身体障害者手帳を持つ子どもの世帯などで教育委員会が認めた世帯に対し、給食費を補助しています。
しかし、この制度は「給食」の「現物給付」を原則としており、「給食」以外には補助を出すことができない設計になっていました。
つまり、各学校で老朽化などにより給食室の改修が行われる時には「給食」が提供できず、その期間、各家庭やPTAの仕出しによってご用意いただく「お弁当」には、「給食費」の補助が支給されないという不具合が生じていたのです。
給食室改修期間は、ただでさえお弁当を用意する時間や労力的なご負担がかかる上に、費用面でのご負担も強いることになってしまっており、宮野ゆみこは2019年に議席をいただいて初めての代表質問(9月定例議会)でも、給食室改修期間の保護者の負担軽減を訴えていました。
なかなか前に進まなかったのですが、新型コロナウイルスによる休校期間に緊急的に各家庭へ1日500円の昼食代を補助できた実績や、今年2学期に給食室改修が行われる関口台町小学校の保護者の方からの切実なお声が区へ届いたことなどがあり、学務課の皆さんが制度の改善に向け頑張ってくださいました。
その結果、今回の関口台町小学校の給食室改修期間から、通常の給食と同じ「給食費相当額」の補助が支給されることとなりました!
↓↓保護者の方が喜びのお声とともに送ってくださった区の手紙です。
学年によって給食の量も変わってくるため、
「給食費補助相当額」は、
低学年(1・2年生)…240円/日
中学年(3・4年生)…265円/日
高学年(5・6年生)…290円/日
になっています。
今後、他の学校で給食室が改修される際も、この形がスタンダードになるようです。
職員の皆さんのご尽力に感謝します。
これは大きな一歩ですが、一方で宮野ゆみこが2019年から訴えているのは、給食室改修時の「全保護者」の負担軽減です。
引き続き、粘り強く働きかけていきたいと思います。