以前こちらの記事にも書かせていただいた文京区の新しいベビーシッター利用料助成制度について、先日行われた子ども・子育て調査特別委員会にて、区から報告がありました。
現在文京区では、
●0~1歳児は「子育て訪問支援券」
そして、
●2~6歳児はこの「ベビーシッター利用助成制度」
さらに、
●子どもに37.5度以上の発熱がある際など、病児シッターを望む時は「訪問型病児・病後児保育利用助成制度」
と、
3つのベビーシッター利用サービスが混在しています。
それぞれ異なる利用上限や対象年齢が定められており、申請手続きもそれぞれに必要です。
区独自の財源で行う分と、都の補助金を利用し都のスキームの中で行う分にわかれていることがその背景にありましたが、
利用者目線で、もっとわかりやすく、利用しやすい制度にしていかなければならないという指摘を、今年の2月定例議会の時からしておりました。
区も課題を認識しており、今回の報告の資料にある通り、今後はこれらの3事業を「一体的な実施に向けて検討する」とのことです。
また、今回の委員会で指摘した以下の点を、速やかに改善してくださいました。
【改善前】
・申請用紙を手に入れるには、区の窓口へ取りに行くか、ホームページでPDFを印刷し、手書きで記入しなければいけませんでした
・「自宅にプリンターがなく、PDFをPCからUSBに一度保存して、わざわざコンビニまで印刷に行かなければならない」というお声や、「育児で忙しい中、申請するたびに同じ内容を何回も書かなければいけない」というお声をいただきました
【委員会で】
・いただいたお声を紹介するとともに、育児や仕事でお忙しい保護者の方々に寄り添い、申請手続きに要する無駄な手間を省くよう要望しました
・スマートフォンで簡単に申し込みができるようにしてほしいことと、それが難しいならせめてWordなど直接打ち込める形式のデータをホームページに掲載するよう要望しました
・区から「都の補助金を申請する際に”原本”が必要なため、スマホでの申請は現時点で難しいが、Wordデータなどの掲載については速やかに対応する」旨の答弁がありました
【改善後】
細かい部分ではありますが、以前はPDFデータのみだったのが、以下のように、Word形式のデータも掲載されるようになりました。
今後も引き続き、利用者の皆さまや子育て世帯の皆さまのお声を伺いながら、ニーズに寄り添った「一体的な実施」になるよう、働きかけてまいります。
また、本事業に限らず、区のあらゆるサービスにおいて申請手続きが利用者に寄り添う形となるよう、チェックしてまいります。
何かご意見やご要望などがございましたら、
宮野ゆみこ info@miyayumi.com
まで、お気軽にご連絡くださいませ。